「Lemon」に込められた意味は?アンナチュラルで主題歌賞受賞!

「Lemon」は3月14日にリリースされた米津玄師のシングルで、ドラマ「アンナチュラル」の主題歌に選ばれるなど、大変注目を集めました。

さらに最近では、東京ドラマアウォード2018において、「Lemon」が主題歌賞を受賞しました。

シングルCDは、「レモン盤」「映像盤」「通常盤」の3形態で発売されています。また、Youtubeにてミュージックビデオも公開されています。

「Lemon」に込められた想いとは?

この曲は、ドラマ「アンナチュラル」のために書き下ろされたもので、「アンナチュラル」は石原さとみ主演で、不自然死の理由を解き明かすために遺体を解剖調査していくというお話でした。

米津玄師は、「傷ついた人たちを優しく包み込むような曲」を作って欲しいと言われ、「Lemon」ができたと言っています。

実は、この曲の制作中に米津玄師の祖父が亡くなりました。1コーラスを作り始めた頃に祖父が亡くなり、それをきっかけにこの曲について考え直し、曲を作り直したそうです。米津玄師自身が実感を持って死について考えたため、「Lemon」は「ただ、あなたが死んで悲しい」という曲になりました。と話しています。

米津玄師は始め、「曲調に関しては、そもそもバラードを作ろう」としていたが、「ただ平坦なリズムになってしまうのは、このドラマには果たしてあっているのか」と疑問に思ったそうです。

それから、「踊るように、人の死を想う。ステップを踏むように、人の死を想う」というイメージが米津玄師の中に生まれたため、ヒップホップとバラードを混ぜたような「Lemon」ができました。

米津玄師は、「生きてる者の視点で、目に見えなくなってしまったものに対して、祈りを捧げる」という想いを「Lemon」に込めました。その想いを、ドラマ「アンナチュラル」で“死”と“未来”を題材に、全て表されています。

MVで米津玄師がハイヒールを履く意味は?

「Lemon」のミュージックビデオのなかで、米津玄師がハイヒール履いているシーンがあります。そのハイヒールはMVに登場するダンサーの女性が履いていたハイヒールと同じものです。

ダンサーの女性は、今は会うことができない大切な人を表しているのではないでしょうか。そして、その女性を思い出すために遺品を身につけているという様子にも受け取ることができます。

また、米津玄師はツイッターにてヒールを履きたいと発言しており、このMVでは米津玄師の希望によってハイヒールを履いているようです。

アンナチュラルで主題歌賞受賞

東京ドラマアウォード2018において、「アンナチュラル」が連続ドラマ部門の優秀賞に選ばれ、「Lemon」が主題歌賞を受賞し、6部門制覇という快挙を成し遂げました。

米津玄師は、東京ドラマアウォード2018の授賞式に出席しました。式で、米津玄師の名前が呼ばれ登場すると、会場からはどよめきが起こりました。

司会の石坂浩二からあまりこういう場には出たくないのではないですか、と聞かれましたが、「出たくないわけではなく、なれてないので…」と答えました。
「光栄な賞をもらえたので、出ようかなって」と、授賞式に出席した理由を話しました。

まとめ

歌も歌えて、絵も描けて、ダンスも踊れて、、、

多彩な才能を見せるアーティスト米津玄師は、10月31日に新シングル「Flamingo / TEENAGE RIOT」が発売されました。また、10月27.28日には幕張メッセにてライブ「Flamingo」が開催されました。

そして、米津玄師にとって初となるアリーナツアーが1月19日の徳島から始まります。
ツアータイトルは「脊椎がオパールになる頃」です。楽しみですね。