様々な共感を引き起こす歌詞とそれを素晴らしい歌唱力で歌い上げ若い世代を魅了するシンガーソングライター『米津玄師』さん。
歌手としてだけでなく、ボーカロイドや絵の分野でも多彩な才能を発揮していますよね。
その才能の裏側にはどんな出来事があったのでしょうか。
そこで今回は、米津玄師さんの家族との断絶、高機能自閉症についてなど彼の半生について調べてみたいと思います。
米津玄師の家族との断絶とは?
それでは初めに米津玄師さんと家族の関係についてまとめてみたいと思います。
米津さんは幼少のころから、お父さんとの会話がほとんどなかったようです。
そのため、お父さんの情報が勤務先などの基本的な情報しか知らず、感覚的には、親戚のおじさんやあまり仲の良くない友人がいるような感じだったそう。
米津さん本人から話しかけることも、お父さんから話しかけられることもなかったようです。
ただ、とある親戚との集まりで、間接的に自分に語っているような会話が聞こえたらしく、そこから見直したところもあったようですよ。
それに対して、お母さんやお姉さんとは比較的仲が良かったようで頻繁に話していたそうです。
米津さんの絵のうまさは美術系の専門学校に通っていたというお母さんの遺伝ではないかということでした。
しかし、お姉さんとお母さんの他愛のないケンカが絶えず、ある日そのことがキッカケで、その空間に違和感を覚え、口数が減っていったそうです。
そのようなことが原因となり、同じ空間にいたとしても会話などが米津さん抜きでなされているような状況となっていったそうです。
そのようなことがあったものの、仲が悪いというわけではなく、仲の良い時は本当に良いということだったため、タイトルにあるような『家族の断絶』とまではいかないのではないかなという気がします。
米津玄師の高機能自閉症とは
米津玄師さんは、20歳を過ぎてから高機能自閉症と診断をされたようです。
文部科学省によると、
「高機能自閉症とは、3歳位までに現れ、①他人との社会的関係の形成の困難さ、②言葉の発達の遅れ、③興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする行動の障害である自閉症のうち、知的発達の遅れを伴わないものをいう。また、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。」
と定義されています。
ちなみに、トム・クルーズさんや長嶋茂雄さん、黒柳徹子さんも高機能自閉症であると言われています。
他人とのかかわりへの対処法を模索し、自分が他の人とは何かが違うと感じていた米津さんはこの診断をされ、自分と社会との関係性の不具合について腑に落ちたそうです。
普通であれば、自分の障碍を知った時には少なからず不安の念を抱くと思われますが、それを昇華して納得につなげるという感性に人とは異なった何かを感じるような気がします。
また、強いこだわりを持つ傾向があるというこの障碍は米津さんのストイックさを形成する一因ともなっていると考えられますね。
米津玄師の衝撃の半生とは
様々な経験をしてきた米津玄師さん。
コミュニケーションの取り方がつかめず、学校は行きたくない場所だったそうです。
そんな中、小学校の高学年の時にネットと出会い、その世界にはまっていったそうです。
現実ではできないようなニッチな話題を詳しく語ることのできる環境を自分の居場所としていたそうです。
その環境から社会への積極的なかかわりを見せるきっかけとなったのは中学二年の時に組んだバンドだったとのことでした。
コピーもしていたそうなのですが、オリジナルの楽曲を多く歌っていたとのことで、それによって自分の考える美しいものを表現するきっかけとなったそうです。
中二のころからオリジナルを歌うことを主としていたという時点でクリエイティブな一面が見えていますよね。
こういった経験があったからこその現在の『米津玄師』が成り立っているのですね。
まとめ
今回は、米津玄師さんの家族との断絶、高機能自閉症についてなど彼の半生についてまとめみましたがいかがだったでしょうか。
芸術家の多くはそれぞれで数奇な人生を送っていることが多いですが、米津さんもその例に漏れないのかもしれません。
そういった環境から形成される独特な感性でこれからも世間を驚かせるような楽曲を紡ぎだしてほしく思います。
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でもそれだからこそ米津さんは、人の心を動かせる歌が作られるんですよね。