2018年12月3日（月）、LILI LIMITの解散ライブであるsize-Lの東京公演が行われました。場所は渋谷TSUTAYA O-EASTにて。
size-L、次回の山口公演を迎えてLILI LIMITは解散になります。
解散についての記事もございますので、それに関してはこちらをご覧ください。
ライブレポート
ライブのセットリストについてはこの記事の最後に載せておきます。LILI LIMITの解散ライブを最前で見守りました。ライブの様子について、しっかりとお伝えします。
開演時間20時、ステージにライトが照らされメンバーが登場し、ライブは始まりました。最初の曲、「LAST SUPPER」の歌い出し、「あの日々にバイバイ 部屋を片付け明日朝家を出る またぼくら再会できること願いながら 最後の晩餐さ」と始まり、グッと会場が引き締まった感じがしました。なんとなく分かってはいたけど、徐々に解散を実感させられるライブでした。
4曲目の「LIKE A HEPBURN」では、「ほんの少し私はね 勇気が欲しい」という歌詞の後にボーカルの牧野純平が「みんなにたくさん貰ったけどね」と言い、会場をうるっとさせました。この言葉は、LILI LIMITを応援してきたファンの皆さんに、ものすごく響きました。LILI LIMITを作り上げてきた曲たちをしっかり噛みしめながら、5人は大事に大事に披露していました。
後半、「ENCLOSE」という曲から会場の雰囲気は少し変わり、この時間、この空間を精一杯楽しもうと言った感じで、会場全体が手を上げて盛り上がっていきました。牧野純平のノリノリな動きとか、メンバーの笑顔とか、メンバー同士のアイコンタクトとかからも、このライブを楽しもう、いい時間にしようという想いが感じられました。
「Kitchen」という曲では、｢気付いてよ”あなたを”愛してること｣の歌詞を｢気付いてよ”みんなのこと”愛してること｣と変えて牧野は歌いました。ファンの心に訴えかけるように、その言葉には大きなLILI LIMITの愛がこもっていました。
そして最後に「at good mountain」を演奏し、メンバーはありがとうと、感謝を伝えながら舞台から去って行きました。
その後、アンコールを受け、「In your site」「zine line」「Festa」の3曲を披露しました。
「Festa」では、みんなで歌ってほしいと、客席にマイクを向けるなどして、LILI LIMITは解散するけれどLILI LIMITの音楽はこれからも続いていくことを表してくれました。曲が終わり、牧野はギターを地面に置き、涙ぐんだ様子でありがとうございました、と。また土器大洋やメンバーも丁寧にお辞儀をし、終わりを実感するように舞台を後にしました。
解散理由について
ダブルアンコールを受け、メンバーが再び登場してきました。牧野純平以外の4人が登場した後にかなり遅れて牧野が登場してきたのが印象的でした。
最後にLILI LIMITのきっかけの曲をやりますと話し、牧野は上手く歌えないかも（涙で）しれないけど一生懸命歌いますと言いました。
その後、静まった瞬間に客席から、「解散の理由は？」という声が届き、メンバーは言いづらそうな感じの顔色になりました。そして牧野が、「この場では言いません、解散ライブで解散理由をいうなんてシュールすぎるでしょ。」と笑い混じりに話し、解散の理由も伝えるために「ZINE」を作りましたと言いました。
ZINEは、このsize-L公演にあたり作られたもので、限定300部の発売です。各会場100部、通販100部で販売し、価格は6000円。内容は、ZINEとTシャツがセットで箱に入れられており、会場予約で1月頃に順次発送されます。「僕らは表現者なので、こだわって作りました。だから300部と少ない。」と牧野は伝えました。
そして最後の曲、「RIP」を演奏し、東京公演は本当の本当に幕を閉じました。
会場の様子
閉演後は、残されたギターやステージを見ようと最前の場所にお客さんは留まっていました。会場には04 limited sazabysのGENなどを始め、多くの音楽仲間がLILI LIMITの最後を見に訪れていたようでした。
セットリスト
LAST SUPPER
h.e.w
Girls like
Chagall
LIKE A HEPBURN
Unit Bath
Observe
N_Tower
Signal
Neighborhood
seta gaya
Suite Room
lycopene
a Short Film
ENCLOSE
COLORS
Erion
Living Room
Kitchen
at good mountain
アンコール
In your site
zine line
Festa
ダブルアンコール
RIP
