米津玄師の人気の恋愛ソングといえば、『vivi』ですよね。
米津玄師の曲の最大の特徴である、歌詞やメロディーが心に染みる名曲のひとつです。
今回はそんなviviについて歌詞の意味や解釈を独自に考察してみました。
Contents
viviの歌詞の意味や解釈は?
それではさっそくviviについてまとめていきます。
こちらの歌詞の意味や解釈はあくまで個人的な意見です。もし違った考えやお持ちの方はぜひコメントいただければと思います。
「悲しく飲み込んだ言葉
ずっと後についてきた
苛立って投げ出した言葉
きっともう帰ることはない言葉にすると嘘くさくなって
形にするとあやふやになって
丁度のものはひとつもなくて
不甲斐ないや」
僕の後悔を感じさせるシーンだと思います。
「愛してるよ、ビビ
明日になれば
バイバイしなくちゃいけない僕だ
灰になりそうな
まどろむ街を
あなたと共に置いていくのさ」
PVには変わった様相のおじさんと女の子の二人が出てきます。
ビビというのは女の子なのでしょう。
明日になれば僕とあなたはお別れする。
まどろむ街、というのが何なのか淀んだ空気をイメージさせますが今の段階では分からない。
そんな街にあなたを置いていく僕。
「あなたへと渡す手紙のため
いろいろと思い出した
どれだって美しいけれども
一つも書くことなどないんだでもどうして、言葉にしたくなって
鉛みたいな嘘に変えてまで
行方のない鳥になってまで
汚してしまうのか」
僕があなたとバイバイするまでに手紙を書こうと思ったけれど、一つも書くことなどなかった。
でも重たい嘘を書いてまで手紙を書きたかったのはなぜか。もしかすると、あなたと別れるから、二人の思い出についてまとめた手紙を形としてあなたの元に残したかったのか。
でも手紙なんて無駄なのは他に理由があるのか。
「明日になれば
今日の僕らは死んでしまうさ
こんな話など
忘れておくれ
言いたいことは一つもないさ」
明日になれば今日の僕らは死んでしまう、ということは今までの関係は無くなるということかもしれません。
そして、前に手紙も書くことなどない、と言っていたのもそれが原因なのか。
その手紙は今までの関係でしか真意を知ることができず、明日ななった僕らでは手紙の内容を本当の意味で理解はできないのではないでしょうか。
「溶け出した琥珀の色
落ちていく気球と飛ぶカリブー
足のないブロンズと
踊りを踊った閑古鳥
忙しなく鳴るニュース
「街から子供が消えていく」
泣いてるようにも歌を歌う
魚が静かに僕を見る」
溶け出した琥珀の色や足のないブロンズ、街から子供が消えていくニュースから、何か災難を感じさせます。
魚が僕を見ているのはなぜか。
viviという作品の表紙は魚の上に街が乗っかってるという絵だったんですが、その魚がナマズっぽいのでどうやら地震を暗示しているのかなと。
そして、まどろむ街や溶け出した琥珀の色、足のないブロンズ、街から子供が消えていく、などから災害に遭っているのかと。
例えば福島第一原発は地震によって起きた災害で、大量の汚染物質が町や海などに流がれ出ています。
そうした被害から、足のないブロンズや街から子供が消えていく、となっているのでは。
さらに魚が僕を見ているのは原発の社員だったからなのではないかと思います。
「灰になりそうな
まどろむ街を
あなたと共に置いていくのさ」
ずっと腑に落ちないのが、まどろむ街をあなたと共に置いていく、というところ。
汚れた街にあなたを置いていくのでしょうか?
まして愛している相手を。
ここが分からないので私のこじつけですが、僕とあなたはお別れして、この町に残るのは僕だと思います。
ただ、僕の心の中にあなたを置いているのでまどろむ町にあなたを置いて、という表現になるのかな、と。
「言葉を吐いて
体に触れて
それでも何も言えない僕だ
愛してるよ、ビビ
愛してるよ、ビビ
さよならだけが僕らの愛だ」
最後に、何も言えない僕。
さよならだけが僕らの愛、ということは何も言わない方が良いということ。
最初の歌詞に言葉にしたり形にすると嘘くさく、あやふやになる、ということを書いていました。
僕の気持ちはあなたに伝えない方が良いということなんだと思います。
僕がこの街にとどまり、責任を取るのだとしたらあなたはもしかすると一緒にこの街に残るかもしれません。
でも僕はそれを望まず、黙って真相を伝えずバイバイした方があなたと別れやすい、ということなんでしょうか。
まとめ
今回はこんな感じの解釈ななりました。
まさに不甲斐ない感じですが、この歌詞は様々な解釈がなされています。
米津玄師の歌詞は色んな見方ができて面白いということでもありますが、やはり素晴らしい歌手ですね。
↓↓ 米津玄師さんについてもっと知りたい方はこちら ↓↓
解釈は人それぞれだけど 溶け出した琥珀の色 からは米津さんが今まで作曲してきた歌のことだと思いました